全国トップクラスの人出を誇る神奈川県藤沢市の片瀬西浜・鵠沼、片瀬東浜の両海水浴場が、新形コロナウイルスの感染拡大防止のため、今夏は開設されない見通しになった。県が「海の家を完全予約制にする」と言った指針で高いハードルを示し、運営側が諦める形だ。関係者によると、各海水浴場を運営する組合が解説しない方向で最終調整しており、知覚検討結果を藤沢市に報告する。
両海水浴場は人気観光地・江の島のすぐそばにあり、毎夏、首都圏などから多くの人が訪れる。環境省ののまとめでは、2018年度の利用者は西浜が101万4千人で全国トップ。東浜は55万4千人だった。
神奈川県内では利用者が数十万人規模の海水浴場がほかにも複数あり、感染拡大を警戒する県は今月21日、沿岸部の13市町や各海水浴場の設置者団体に対し、海水浴場を今夏開設する場合は、海の家を完全予約制にする▽砂浜に一定間隔で目印を設置する▽イベントは中止する――などの事項を順守するよう求める指針案を提示していた。
県内では、茅ケ崎市が「サザンビーチちがさき海水浴場」を、大磯町が大磯海水浴場を開設しないとそれぞれ発表。関西でも、神戸市が27日、スカ海水浴場などの開設中止を発表している。
朝日新聞
2020年05月29日
東京都「ステップ2」移行へ きょう正式決定
政府の緊急事態宣言解除に伴い、東京とは、事業者への休業要請を段階的に緩和する、ロードマップの「ステップ2」に移行する方針を固め、29日の会議で正式決定します。
小池都知事「厳しい時期が東京都にもありましたが、医療体制が3月4月とかなり改善しているという点が一つ、(感染経路も)全く分からないのではなくて、大体つかむところはつかんでいる」
「ステップ2」では、映画館や劇場、学習塾、スポーツジムやサウナ、スーパー銭湯のほか、百貨店やショッピングモールの生活必需品以外の売り場も営業することができます。
飲食店の営業時間は、引き続き午後10時までとなります。
都は29日、対策本部会議でこうした方針を決定し、30日から緩和する予定です。
日本テレビ系
小池都知事「厳しい時期が東京都にもありましたが、医療体制が3月4月とかなり改善しているという点が一つ、(感染経路も)全く分からないのではなくて、大体つかむところはつかんでいる」
「ステップ2」では、映画館や劇場、学習塾、スポーツジムやサウナ、スーパー銭湯のほか、百貨店やショッピングモールの生活必需品以外の売り場も営業することができます。
飲食店の営業時間は、引き続き午後10時までとなります。
都は29日、対策本部会議でこうした方針を決定し、30日から緩和する予定です。
日本テレビ系
2020年05月27日
宣言解除、握ったつり革 乗客の行動はコロナ前から一変
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が首都圏の1都3県と北海道で解除されて一夜明けた26日、街は日常を取り戻しし始めた。電車に通勤客の姿が増え、活動再開に向けた準備が進む一方、早くも「第2波」を懸念する声が聞かれた。
宣言が出されてから50日目の朝。都心へ向かう東西線の快速電車は、肩が触れ合うほどの混雑になった。西船橋駅から大手町駅に向かった会社員の永井さん(36)は「明らかに人の流れが増えた」と話す。
東西線は国土交通省の調査で最も混雑率が高い路線だが、新型コロナの感染拡大を受け、5月中旬までは「間隔を空けて座れるほど快適だった」。この日は座る席もなく、今まで避けていたつり革を使った。「これから少しずつ人が増えると思うと怖い」。
千葉県の男性会社員(43)は緊急事態宣言が出された後、小学2年生の娘への影響が心配で、家を早く出て、比較的空いている普通電車を使うようになったという。「こんなに人が増えれば、第2波が来てもおかしくない。自分で注意できるところはしていきたい」。
宣言前と比べ、大きな変化もある。乗客は皆マスクをし、友人同士でも会話はほとんどしない。車内には定期的に「窓を開けて換気をしています」とアナウンスが流れた。東京都交通局やJR東日本によると、首都圏各線の通勤客は宣言後に大幅に減った。4月末には70%減だった線もあったが、徐々に増え始めていたという。
朝日新聞デジタル
宣言が出されてから50日目の朝。都心へ向かう東西線の快速電車は、肩が触れ合うほどの混雑になった。西船橋駅から大手町駅に向かった会社員の永井さん(36)は「明らかに人の流れが増えた」と話す。
東西線は国土交通省の調査で最も混雑率が高い路線だが、新型コロナの感染拡大を受け、5月中旬までは「間隔を空けて座れるほど快適だった」。この日は座る席もなく、今まで避けていたつり革を使った。「これから少しずつ人が増えると思うと怖い」。
千葉県の男性会社員(43)は緊急事態宣言が出された後、小学2年生の娘への影響が心配で、家を早く出て、比較的空いている普通電車を使うようになったという。「こんなに人が増えれば、第2波が来てもおかしくない。自分で注意できるところはしていきたい」。
宣言前と比べ、大きな変化もある。乗客は皆マスクをし、友人同士でも会話はほとんどしない。車内には定期的に「窓を開けて換気をしています」とアナウンスが流れた。東京都交通局やJR東日本によると、首都圏各線の通勤客は宣言後に大幅に減った。4月末には70%減だった線もあったが、徐々に増え始めていたという。
朝日新聞デジタル