2021年03月09日

震災関連死の7割近く、亡くなるまでに3回以上避難先を移動・・・不安定な生活で体調悪化

 東京電力第一原発事故で国などが避難指示を出した福島県双葉郡の8町村で、震災関連死に認定された1504人のうち、7割近い1017人は亡くなるまでに3回以上、避難先を移動していたことが読売新聞の調査で分かった。避難所や親類宅などを転々とする不安定な生活のなかで、被災者が体調を悪化させた実態が浮き彫りになった。

 2011年3月の原発事故では県内12市町村に避難指示が出された。このうち、双葉郡8町村はほぼ全住民が県内外に避難し、関連死が津波などによる直接死(212人)の7倍超に上る。読売新聞は自治体に関連死の認定書類の開示請求を行い、避難状況などを分析した。

 避難先の移動回数は、5回以上が34%、4階が8%、3回が16%、2回が15%。最多は22回だった。25%は故郷に戻ることなく、県外の避難先で亡くなった。
   非難による移動回数.PNG

 年代別では、70歳以上の高齢者が8割以上を占めた。このうち、7割に高潔や糖尿病などの持病があった。死因別では肺炎や心疾患が多かった。

 大熊、双葉両町は関連死計283人の詳細な死亡原因(一人につき複数理由あり)を開示した。避難生活による「ストレスや体調悪化」は58%、度重なる移動など「非難の過酷さ」は57%、自殺は2.4%だった。
                                    読売新聞オンライン
posted by 鏑木歯科 at 08:17| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする