JTBは19日、夏休み期間’(7月20日〜8月31日)に1泊以上の国内旅行をする人数が4000万人になりそうだと発表した。
前年比では5.3%となったものの、新型コロナウイルス流行前の2019年に比べると4割減で、感染再拡大への警戒感から見合わせる動きがみられる。
アンケート調査や経済指標などをもとに推計。旅行に「行かない」「多分行かない」と答えた人は8割。理由では「まだ不安がある」(45.1%)、「第5波が心配」(31.1%)が上位を占めた。
旅行に「行く」「多分行く」と答えたのは2割。宿泊日数は1泊が41.9%と最も多く、旅行先には近場を選ぶ傾向がみられた。同社は「昨夏を上回ると予測されるが、大きく回復しているわけではない」と分析している。
アンケートは今月5〜9日、全国の15〜79歳の1万人を対象に実施した。例年は夏休み期間の始まりを7月15日としていたが、東京五輪の観客受け入れ方針の決定を待ったため、期間をずらした。
時事通信社
2021年07月20日
コロナ治療「カクテル療法」承認 国内4例目、軽症者用初
田村憲久厚労相は19日、中外製薬(東京都中央区)が申請した新型コロナウイルス治療の「抗体カクテル療法」で使う新薬について、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づいて正式に薬事承認した。
国内4例目で、軽症者対象の治療薬としては初の承認となる。
これまでの3例は別疾患の治療薬を転用したものだが、新薬は新型コロナ用に開発された。抗体カクテル療法では、2種類の抗体「カシリビマブ」「イムデビマブ」を組み合わせた点滴役を投与する。国内では、重症化リスクを持ち、酸素投与を必要としない入院患者を対象に使用する。20日から各地の医療機関へ転送を始める。
海外の臨床試験(治験)では、入院や脂肪のリスクを約7割減らす効果が確認された。感染したトランプ前大統領への治療に使われたことでも知られる。
米リジェネロン・ファーマシューティカルズが開発し、中外製薬が国内での販売を担う。米国ではこれまでに、抗ウイルス薬「レムデシベル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、リュウマチ薬「バリシチニブ」がコロナ治療で使われている。
時事通信社
国内4例目で、軽症者対象の治療薬としては初の承認となる。
これまでの3例は別疾患の治療薬を転用したものだが、新薬は新型コロナ用に開発された。抗体カクテル療法では、2種類の抗体「カシリビマブ」「イムデビマブ」を組み合わせた点滴役を投与する。国内では、重症化リスクを持ち、酸素投与を必要としない入院患者を対象に使用する。20日から各地の医療機関へ転送を始める。
海外の臨床試験(治験)では、入院や脂肪のリスクを約7割減らす効果が確認された。感染したトランプ前大統領への治療に使われたことでも知られる。
米リジェネロン・ファーマシューティカルズが開発し、中外製薬が国内での販売を担う。米国ではこれまでに、抗ウイルス薬「レムデシベル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、リュウマチ薬「バリシチニブ」がコロナ治療で使われている。
時事通信社