2021年07月21日

尾身会長「8月第1週に東京で3千人感染」 見通し示す

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は20日、日本テレビの報道番組で、東京都の1日の新規感染者数について、8月第1週には過去最多の3千人近くまで増加するとの見通しを示した。それに伴い、医療ひっ迫が起きる可能性も「極めて高い」とした。

 尾身氏は番組内で、「2週間後には(新規感染者数が)2倍になって、(年末年始の)第3波のピークを越えていく可能性が出てきた」と述べた。この日の新規感染者数が1387人だったことから、司会者が「8月の第1週には3千人に近い数字になるのか」と質問すると、尾身氏は「そういうことだ」と応じた。東京では、1月7日に2520人の新規感染者数を数えている。

 尾身氏は、ワクチン接種が進んでも「東京では入院の患者が増えている。このままのスピードで感染が広がると、医療のひっ迫また起きてくる可能性が極めて高い」とも指摘した。「この1,2か月はもうひと頑張りして、医療の崩壊、ひっ迫を起こさないようにしてほしい」と、感染防止対策への協力を呼びかけた。
                            朝日新聞
posted by 鏑木歯科 at 09:30| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする