2022年12月21日

政府、受診料6円値上げへ 従来保険証だけ、来春から

 政府は従来の健康保険証で受信料を、来年4月から12月末まで特例的に値上げする方針を固めた。窓口負担3割の場合、初診と最新時に現行よりそれぞれ6円上乗せする。マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」は据え置く。対象はマイナ保険証を受け付ける医療機関で、カード普及と病院の対応を促す狙い。関係者が20日明らかにした。

 マイナ保険証.png

 現行でも従来保険証の支払額の方が高いが、価格差が広がる。マイナ保険証を持たないと負担が重くなり、強引な誘導策に反発も起きそうだ。

 加藤勝信厚生労働相と鈴木俊一財務相が21日に協議して決める見通し。
                                      共同通信
posted by 鏑木歯科 at 09:05| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「遅くとも来夏までに結論」 介護の利用者負担「2割」の対象拡大

 介護保険制度の見直しをめぐり、厚生労働省の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)は19日、2024年度の改正に向けた意見書を大筋で了承した。負担と給付の見直しの結論は先送りした一方、利用料の負担割合を「2割」とする対象者拡大など一部の項目は「遅くとも来夏までに結論」を出すよう要望。同省は年明け以降も議論を継続する。

 ほかに来夏までに結論を出すとした項目は、65歳以上の高所得者の介護保険料の引き上げ。介護老人保健施設(老健)などの多床室の質量の全額自己負担かについては、来年度中に結論を得るよう求めた。

 介護保険のサービス利用料が2割負担の対象者は現在、「一定以上の所得」(単身なら年金収入などが年280万円以上で、合計所得が160万円以上)がある人に限られ、利用者の5%程度。意見書はこの基準の見直しについて、今年10月に後期高齢者医療の「窓口負担2割」が所得の上位30%の人に拡大されたことなどを踏まえ、「後期高齢者の生活への影響も把握して検討」するとした。
               朝日新聞
posted by 鏑木歯科 at 08:08| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする