政府が、茨城県日立市の一般道に自動運転レーンを設置する方針を固めたことが14日、分かった。政府は新東名高速道路や東北自動車道路に専用レーンを置く計画を公表祖いているが、一般道路での設置計画は初めて。バスやトラックの運転手不足が深刻化しており、政府は安全性を確認した上で全国に広げたい考えだ。
政府は浜松市付近の空中にドローン航路を設ける方針も固めた。ドローンを使ったインフラ設備の点検や荷物の配送に活用するとみられる。
経済産業省が15日に開く「デジタルライフライン全国総合整備実現会議」で日立市と浜松市を、先端技術を活用したインフラ整備の「選考地域」として提示する。
日立市での自動運転レーンは数キロの区間を想定しており、道路周辺にセンターやカメラなど自動運転に欠かせない設備を設置する。バス会社の協力を得て、2024年度にもバスを走らせる。一定の条件下で無人運転が可能な「レベル4」での運用を目指す。
ドローン航路は、地形を記録した地図や遠隔地からドローンに指示できる高速通信網を整備したエリアのこと。
共同通信