2023年11月17日

歯科衛生士、医師の指示なく医療行為か 歯科医師法違反疑い、柏の元経営者を逮捕 千葉県警

 千葉県警は16日、歯科医師法違反の疑いで、医療機関などの経営コンサルティング会社「ビューティー・ティース・カンパニー」(柏市)の元社長、押川聖容疑者(31)=柏市逆井藤の台=を逮捕した。

 逮捕容疑は経営していた同市柏3の歯科医院「Dental Gym BEHAING」で、2021年9月5日〜22年3月10日、歯科衛生士が歯科医師の指示を受けず18〜38歳の女性患者4人に対し、歯列矯正でマウスピースを固定するための歯科医療行為をした疑い。

 県警生活経済課によると、同院は美容歯科クリニックとして歯科矯正や歯のホワイトニングを行っていた。患者4人に健康被害は確認されていない。同課は認否を明らかにしていない、

 21年1月〜22年8月に同様の医療行為が86件確認され、支持があったかなど詳しい状況を調べている。21年9月、柏署に情報提供があり発覚した。
                        千葉日報
posted by 鏑木歯科 at 14:08| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月14日

自転車「青切符」、16歳以上対象 信号無視など約115種類 警察庁

 自転車の交通違反取り締まりに、反則金納付で刑事罰を免れる「交通反則通告制度(青切符)」の導入を検討している警察庁が、対象年齢を16歳以上とする案を14日までに有識者会議に提示したことがわかった。

 青切符の対象となる違反行為の案の示され、信号無視や車道逆送など約115種類が想定されている。

 16歳以上とした理由は、すでに青切符対象となっている電動キックボードの運転が可能で、言動付自転車や自動二輪の免許えお取得できる年齢のた青切符の対象として想定している違反行為は、信号無視や車道逆送、指定切符の対象として想定している違反行為は、信号無視や車道逆送、指定場所一時不停止など。現在は都道府県公安委員会規則で禁止されている。携帯電話を使用しながらの運転も、新たに道交法で違反行為に定めて対象とする方針。

 一方、酒酔い運転など極めて悪質な違反行為二十数種類については、引き続き刑事処分の対象となる「交通切符(赤切符)」を交付する。現行は罰則規定がない自転車の酒気帯び運転についても法改正し、赤切符の対象とする。

 有識者会議はこれらの案を踏まえ、12月上旬に中間報告書を取りまとめる。来年1月下旬に最終報告書を提示する予定で、制度導入が提言されれば、同庁は来年の通常国会に道交法の改正案を提出する方針。
                               時事通信社
posted by 鏑木歯科 at 17:02| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月13日

本州唯一「クマなし県」千葉なぜ 環境は適しているが・・・地理的条件要因か 将来のリスクは?

 クマが街に出没して人が襲われるなどの被害が全国で相次いでいるが、実は本州で唯一、千葉県はクマが生息していない「クマなし県」であることをご存じだろうか?かつてはちな・茨城の両県にクマがいないとされていたが、NGO
の約10年前の調査報告で茨城の出没例が確認され、晴れて千葉のみとなった。それにしても、もっと都会のイメージがある東京都や大阪府でも出没例があるのに、千葉にいないのは意外な気もする。そこで、千葉になぜクマがいないんか、今後クマが千葉にやってくる可能性はあるのか、専門家に聞いてみた。

 国内にいるクマは2種類で、北海道はヒグマ、本州以南にはツキノワグマが生息している。環境省とNGO
「日本クマネットワーク」が公表しているツキノワグマの分布図によると、本州の広い範囲で生息しが確認されるが、関東では北部と西部に限られる。なお、九州ではかつて生息していたが、今は絶滅したとされる。

 2004年の環境省に調査では、千葉県だけでなく、茨城県にもいないと考えられていた。しかし、14年の日本クマネットワークの調査報告書で、茨城県北部で複数の出没例を確認。千葉県が本州唯一の「クマなし県」となった。

 過去をさかのぼっても、千葉にはクマがいなかったようだ。「関東北部では後期更新世(約12万年〜1万年前)のクマの化石が出土しているが、千葉県内からは出ていない」哺乳類額の研究者で、クマの生態に詳しい県立中央博物館の下稲葉さやか研究員(43)は指摘する。

 下稲葉さんによれば、県内でもクマの犬歯を使った縄文期の装飾品であれば、出土例はまれにある。しかし、装飾品は広い地域で流通する特徴があるため、生息していた証拠にはならないという。

 クマがいないのは環境のせいなのだろうか。「そう考える人も多いが、違います」と下稲葉さん。「世界には千葉と似たような環境でクマが住んでいる地域がある」というのが理由だ。

 例えば、千葉県南部にはカシ、シイ、クスノキなどの樹木が生育する「照葉樹林帯」が存在し、クマはそれらの実を食べて暮らすことができる。国内でも関東から西日本にかけての照葉樹林帯にツキノワグマが生息。海外でもヒマラヤ南麓や東南アジア北部などに類似する森林があり、それらの地域にクマが生息している。

 環境は適しているのに、千葉にクマがいないー。謎は深まるばかりだが、下稲葉さんはその理由を「地理的な問題ではないか」と推測する。「墓婦総半島の山は他の地域の山塊から孤立しているため、クマが森林を伝ってくることができない」。

 また、過去にクマが生息しなかったのも、地理的条件が影響していそうだ。縄文期の房総半島は「縄文海進」(気温の上昇で海水面が高くなり、内陸まで海が入り込んだ当時の現象)の影響で、本州から孤立した「島」だった。「広い行動圏が必要なクマは小さな島では暮らしていけなかったのでは」。

 では将来的には、クマが千葉にやってくる可能性はあるの尹だろうか。下稲葉さんは「だれかが連れてきて放ったりすれば、その可能性はあるかもしれないが・・・」と前置きしながら、「自力でやってくる可能性は非常に低いだろう」と話す。「川を泳ぐ事はできるが、生息地から千葉までは遠い。途中で埼玉などの街中を通らなければならず、現実的ではない」。

 千葉県民はとりあえず、一安心して良さそうだ。ただ、下稲葉さんは「動物はまれに想像を超える行動をする」とも付け加える。学習能力が高いといわれるクマ。千葉にいる限りはリスクは極めて低いものの、万一に備えて遭遇時の対処法は確認しておきたい。
                            千葉日報
posted by 鏑木歯科 at 11:12| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする