2023年11月11日

中国ブイ撤去へ 「護る会」が岸田首相に新たな❝直言❞当然騒ぐはずの中国に「日本が国家の❝意思❞示す」覚悟を

中国が、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内に無断で「海洋ブイ」を設置した問題で、岸田文雄首相に❝直言❞だ。自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」(代表=青山繁晴参院議員)は10日、首相にブイ撤去を提言する。このモンダイデハ、高市早苗経済安保相が「撤去すべきだ」と毅然とした姿勢を示し、多くの賛同が寄せられた。岸田首相は決断できるのか。

 「ブイは日本の主権、尊厳,国益を侵すものだ。海のゴミとして考えれば、撤去はできる。要は総理に覚悟があるか、ということだ」

 青山氏は8日の公表した地震のユーチューブ番組で、こう強調した。

 2019年に発足した護会は、皇位継承の正しい安定や、外国による国土審食の規制、スパイ防止法の制定などを目標に掲げ、93人が参加している。

 青山氏は10日朝、自身のX(旧ツイッター)で、「護る会は今日官房副長官を通じて岸田総理に『ブイ撤去』を申し入れます」と報告した。提言の文案は拡大執行部会で決定し、持ち回り総会で全員の意見を募り、岸田首相に手渡したい意向を示していた。

 中国は7月、尖閣諸島・魚釣島の北西約80キロの日本のEEZ内に、ブイを無断で設置した。国連海洋法条約では、EEZ沿岸国の同意がなければ構造物設置はおろか、海洋調査も認められない。一方、日本政府は同条約に「撤去」の基準が明文化されていないことを挙げ、中国への抗議にとどめている。

 青山氏は「中国側は、ブイを設置された後の日本の動きを見ている。今回だけでなく、何度もやっているはずだ。ブイを撤去すれば中国は当然騒ぐが、それに対して覚悟ができているかの問題だ。日本が国家の❝意思❞」を示すしかない」と、前でのユーチューブ番組で述べた。

 ブイ問題では、高石氏が先月末以降、自身のXやユーチューブチャンネルなどで「撤去すべき」「放置できない」「日本が撤去しても違法ではないと思うが」などと見解を発信した。世論や指揮者からは、賛同の声が次々と上がっている。


 中国が他国のEEZ内に一方的な構造物などを設置する問題では、フィリピンが9月、中国海警局船が設置した長さ約300メートルの浮遊障壁を撤去したと発表した。フィリピン政府は「漁業権妨害は国際法違反」と非難したが、中国が撤去に応じなかったため、❝実力行使❞に出た形だ。

 岸田首相の覚悟が試されている。
                                  夕刊フジ
posted by 鏑木歯科 at 07:44| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月10日

育休給付の「実質10割」 両親ともに14日以上取得が要件に

 政府が進める少子化対策の一環として、育児休業給付を手取りの10割相当に引き上げる制度案の概要が判明した。制度を所轄する厚生労働省は、両親ともに14日以上の育児休業取得を条件に、28日間を上限として給付率を引き上げる方針。労使による議論を踏まえ、2025年度からの実施を目指す。

 育児休業は、原則として子が1歳になるまで取得できる。現行の給付率は最大67%で、手取りの8割に相当する。政府が6月に決定した「子ども未来戦略方針」ではさらに取得を促すため、最大28日間を限度に給付率を約80%に引き上げ、手取りの10割相当とする案が示されていた。

 現在、育児休業の取得は女性に偏っており、男性の取得を促進する必要性が指摘されている。

 その上、子育て中の男性の約5割が2週間未満の取得にとどまっている実態を踏まえ、厚労省は給付率の引き上げ条件を「両親ともに14日以上の取得」にした。特に育児に手がかかる時期の取得を促すため、男性は出生直後の8週間以内、女性は産休後8週間以内の取得を要件とする。
 ひとり親、あるいは片方の親が自営業やフリーランスで雇用保険に加入しておらず受給資格のない場合は、必ずしも配偶者の取得を要件としない方向で検討している。
                                  毎日新聞
posted by 鏑木歯科 at 08:52| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月08日

つくばエクスプレス開業前と比べ旅客半減の「流鉄」、34年半ぶり値上げ

 千葉県の流山市と松戸市を結び、慢性的な赤字が続いているローカル鉄道「流鉄」が、関東運輸局に申請していた運賃の値上げが認可され、2024年4月に実施することになった。
 率は平均9・864%で、初乗りは10円上がって140円になる。消費増税分をを除くと、値上げは1989年10月以来、34年半ぶり。

 170円以上だった運賃は、20円ずつ上がる。通勤・通学の定期券も、これに準じて値上げする。

 流鉄の利用者数は、つくばエキスプレス(TX)の開業に伴い、他社の路線バスが開業したことで減少。鉄道施設の老朽化も相まって、2022年度の旅客はTX開業前の04年度比で49%減少し、慢性的な赤字体質になっている。

 不採算事業の廃止や、ワンマン運転による人件費の削減などの合理化に努めてきたが、現行運賃では鉄道の維持は困難と判断し、今年6月に値上げを申請していた。
                                 読売新聞
posted by 鏑木歯科 at 08:44| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする