自転車の交通違反取り締まりに、反則金納付で刑事罰を免れる「交通反則通告制度(青切符)」の導入を検討している警察庁が、対象年齢を16歳以上とする案を14日までに有識者会議に提示したことがわかった。
青切符の対象となる違反行為の案の示され、信号無視や車道逆送など約115種類が想定されている。
16歳以上とした理由は、すでに青切符対象となっている電動キックボードの運転が可能で、言動付自転車や自動二輪の免許えお取得できる年齢のた青切符の対象として想定している違反行為は、信号無視や車道逆送、指定切符の対象として想定している違反行為は、信号無視や車道逆送、指定場所一時不停止など。現在は都道府県公安委員会規則で禁止されている。携帯電話を使用しながらの運転も、新たに道交法で違反行為に定めて対象とする方針。
一方、酒酔い運転など極めて悪質な違反行為二十数種類については、引き続き刑事処分の対象となる「交通切符(赤切符)」を交付する。現行は罰則規定がない自転車の酒気帯び運転についても法改正し、赤切符の対象とする。
有識者会議はこれらの案を踏まえ、12月上旬に中間報告書を取りまとめる。来年1月下旬に最終報告書を提示する予定で、制度導入が提言されれば、同庁は来年の通常国会に道交法の改正案を提出する方針。
時事通信社