2024年02月02日

羽田航空機衝突、海保機長「侵入許可と思い違い」・・・ナンバーワンが誤侵入の一因の可能性強まる

 東京・羽田空港の滑走路上で日本国空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、海保機の男性機長(39)が事故後の聞き取りに、「管制官から『ナンバーワン』と聞き、支持を復唱して滑走路内に侵入した。許可を得たと思い違いをした」と説明したことがわかった。出発順1番を意味する「ナンバーワン」の文言が誤侵入の一因だった可能性が強まり、運輸安全委員会などが詳しい経緯を調べる。

 事故は2日で発生から1か月となる。海保機長には警視庁や海保が事故直後に事情を聴いたほか、重傷を負った基調が一般病棟へ移ったのを機に、運輸安全委も1月25日から聞き取りを始めた。両機のボイスレコーダー(CVR)の解析も進むなど、原因の調査本格化している。

 関係者によると、海保機長は事故当夜、海保などに「滑走路への侵入許可を受けた上で侵入した」と説明。しかし、その後、思い違いをしたとの趣旨の話をし、「ナンバーワン」の文言などの事情に言及したという。

 国土交通省は「ナンバーワン」を含む交信が海保機側の思い違いにつながった可能性が「否定できない」とし、国内の空港では出発機の順番について、管制官側から積極的に情報提供することを取りやめている。
                                 読売新聞
posted by 鏑木歯科 at 07:58| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする