2024年04月20日

744自治体、消滅可能性 4割超、30年間で女性半減

 人口減少問題への関心を高めるため、民間組織「人口戦略会議」がまとめた報告書の概要が19日判明した。2020〜50年の30年間で、子供を産む中心の年代となる20〜39歳の女性が半数以下になると自治体は「消滅可能性」があるとした上で、全体の40%超の744自治体が該当すると分析している。24日に公表予定で、自治体に地域の実情に応じた対策の充実を呼びかける。

人口戦略会議.png 

 人口減少を巡っては、別の民間組織「日本創成会議」が14年に報告書を公表した。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の地域別将来推計人口を基に独自にデータ処理した結果、896自治体は10〜40年に20〜39歳の女性が半数以下となり、消滅の可能性があるとした。

 10年ぶりの今回は、独自のデータ処理をせず最新の社人研推計をそのまま当てはめた。見かけ上は、該当自治体数は10年で150程度の減少となった格好だ。人口戦略会議は外国人住民の増加が要因で、少子化自体には歯止めがかかっていないとみている。
                        共同通信
posted by 鏑木歯科 at 09:25| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月17日

小学校1年生、各校で給食当番デビュー 重たい牛乳は2人で運び

 新年度になり、京都府福知山市内の小学校で学校給食が始まった。新1年生にとっては、食器やおかず運び、配膳と初めてのことだらけ。慣れないかっぽう着姿で登板の仕事を一つ一つ丁寧にこなし、小学校生活最初の給食を味わった。

スクリーンショット 2024-04-17 100835.png

 北本町一区の昭和小学校(葦原宏校長)の1年生124人は15日が初めての給食。4時間目に学校給食についてや給食当番の役割、かっぽう着と帽子の着方などを学んだ後、準備に取り掛かった。

 食器登板、小さいおかず当番、など、それぞれに割り振られた役割書きされたカードを首から下げて、給食室へ出発。給食配膳院と学校用務員の声をそろえてあいさつした後、担当の食器と給食を受け取った。

 大きな食缶や牛乳などは「重たい」と言いながら2人1組で力を合わせて運び、やかんやトレー担当の子は「こっちは軽いよ」と掛け合いをしつつ、和気あいあいと教室へ。配膳担当の子が先生と一緒にメニューを皿に盛り付けている最中も「おなか減った」と待ちきれない様子で、全員がそろうと、待ってましたの「いただきます!」。みんなで手を合わせて食べ始めた。

 この日の献立はカレーライス、オニオンドレッシングサラダ、米粉のクレープ、牛乳。大きく口を開けて給食を頬張り、「おいしい!」と笑顔を見せていた。

 クラスで2番目に早く食べ終わった高松すずさんは「カレーライスがおいしかった。(配膳も)うまくできました。一番すくなビーフシチューが給食に出たらうれしい」と話していた。
                               両丹日日新聞
posted by 鏑木歯科 at 10:52| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京の保育園、子供の遺伝子検査を推奨・仲介 保護者3割が応じる

 東京都内の会社が運営する二つの私立保育園が、育児に役立つとして子供に遺伝子検査を受けさせるよう保護者に呼びかけ、3割が応じていたことが判明した。こうした検査は科学的根拠が薄い上、子供の将来に影響を及ぼす可能性があり、専門家から疑問の声が上がっている。
遺伝子検査.png


 保育園運営会社の社長によると、遺伝子検査は運動や勉強の才能、知能指数(IQ)、病気の発症リスクなど500項目以上を調べる内容。香港の検査会社が提供するサービスで、子供の唾液を採取した検査キットを送ると、アプリを通じて検査結果が届く仕組み。一人当たり9万円かかるという。

 2園に計約40人の子供が在籍しているが、3月時点で3分の1ほどが遺伝子検査を受けたという。保育園は検査を仲介するが、子供の検査結果は把握していない。

 遺伝医学が専門の福嶋義光・信州大特任教授は、才能を調べる遺伝子検査に科学的根拠はなく、「医療上の必要もないのに親の判断で子供に遺伝子検査を受けさせることは倫理的に非常に問題だ」と話す。

 国内で個人向けの遺伝子検査を実施する事業者でつくる一般社団法人「遺伝情報取扱協会」は、本人が同意できる年齢になるまで待つべきだとして、検査を成人に限るよう自主基準で定めている。ただ、この保育園が仲介した香港の検査会社は協会に加盟していない。

 保育園運営会社の社長は取材に対し、「子育てのヒントになると思い出始めた。検査を受けるかどうかは保護者の判断に委ねている」と話した。
                           毎日新聞
posted by 鏑木歯科 at 08:17| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする