新年度になり、京都府福知山市内の小学校で学校給食が始まった。新1年生にとっては、食器やおかず運び、配膳と初めてのことだらけ。慣れないかっぽう着姿で登板の仕事を一つ一つ丁寧にこなし、小学校生活最初の給食を味わった。

北本町一区の昭和小学校(葦原宏校長)の1年生124人は15日が初めての給食。4時間目に学校給食についてや給食当番の役割、かっぽう着と帽子の着方などを学んだ後、準備に取り掛かった。
食器登板、小さいおかず当番、など、それぞれに割り振られた役割書きされたカードを首から下げて、給食室へ出発。給食配膳院と学校用務員の声をそろえてあいさつした後、担当の食器と給食を受け取った。
大きな食缶や牛乳などは「重たい」と言いながら2人1組で力を合わせて運び、やかんやトレー担当の子は「こっちは軽いよ」と掛け合いをしつつ、和気あいあいと教室へ。配膳担当の子が先生と一緒にメニューを皿に盛り付けている最中も「おなか減った」と待ちきれない様子で、全員がそろうと、待ってましたの「いただきます!」。みんなで手を合わせて食べ始めた。
この日の献立はカレーライス、オニオンドレッシングサラダ、米粉のクレープ、牛乳。大きく口を開けて給食を頬張り、「おいしい!」と笑顔を見せていた。
クラスで2番目に早く食べ終わった高松すずさんは「カレーライスがおいしかった。(配膳も)うまくできました。一番すくなビーフシチューが給食に出たらうれしい」と話していた。
両丹日日新聞