2024年07月12日

電動ボード事故25%が飲酒 警視庁、広報啓発強化へ

 東京都内で1〜5月、一定要件を満たし免許なしで乗れる電動キックボードを利用した人が、最も過失の重い「第1当事者」となった人身事故は56件あり、25%に当たる14件が飲酒運転だったことが12日、警視庁への取材で分かった。乗用車やバイクなどにおける割合は1%程度で、同庁は「突出して高い」として取り締まりや広報啓発を強化する。

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 昨年7月施行の改正道交法で、最高時速20キロ以下などの要件を満たす電動ボードは「特定小型言動付自転車」に分類された。自転車とほぼ同様の交通ルールが適用されており、16歳以上なら免許は不要だ。

松村祥史国家公安委員長は2日に閣議後記者会見で、要件を満たす電動キックボードが「特定小型言動付自転車」に分類された昨年7月から今年5月までに、信号無視など交通違反での摘発が2万1562件あったと明らかにした。事故は190件発生したが、死者はいない。

 警察庁によると、違反のうち交通区分違反が54%を占めて最多。信号無視が32%、一時不停止が6%で続いた。

 昨年7月施行の改正道交法で最高時速20キロ以下などの要件を満たす電動キックボードが特定小型原動機付自転車に分類されてから1年が経過。松村氏は「交通ルールの周知と定着を図ることが重要」と強調し、警察は安全対策を進めるとした。
                                共同通信
posted by 鏑木歯科 at 10:15| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする