
ハリス氏は西部カリフォルニア州生まれ。父親はジャマイカ系黒人にお経済学者、母親はインド州っ審で、乳がんの研究者だった。幼いころに両親が離婚し、母親に「黒人の娘」として育てられた。
母親は陽子や鉛のある英語から露骨に差別されることがあり、幼いころから「平等」や「公平」について考えることが多かったという。首都ワシントンにある黒人名門大学ハワード台で学び、在学中はアフリカの人種隔離政策「アパルトヘイト」に抗議する集会にもよく参加していた。
検事に就任すると子供への性的暴力事件の捜査や薬物犯罪者の更生プログラムに力を入れた。2010年に黒人女性として初めてカリフォルニア州司法長官に就任した。
2016年上院選で当選し、21年には副大統領に就任。米国の「ガラスの天井」をうち破る象徴でもある。
毎日新聞