2024年08月02日

アルツハイマー新薬「ドナネマブ」承認へ 原因物質標的、国内2例目

 厚生労働省の専門家部会は11日、米製薬大手イーライリリーが開発したアルツハイマー病の治療薬「ドナネマブ」の国内での製造販売承認を了承した。ドナネマブは、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβ(Aβ)を除去する働きがあり、同様の薬はエーザイと米バイオジェンの「レカネマブ」に次いで二つ目。今後、厚労省が正式承認する。

 アルツハイマー病は脳の神経細胞が壊れ、認知機能が徐々に低下する病気。脳内にAβと「タウ」というたんぱく質が異常に蓄積することが原因と考えられている。

 ドナネマブは昨年9月に国内で承認されたレカネマブと同様、Aβを除去し、侵攻の抑制を狙う。対象は軽度認知症の前段階である軽度認知症障害(MCI)の人。壊れた神経細胞の再生は難しく、症状が進んだ人は対象となっていない。

 治験では、タウの蓄積が低〜中程度の1182人を調べると、ドナネマブの点滴を受けた人は、偽薬が使われた人よりも、18か月の試験機関で認知機能の悪化が35%抑えられていた。治験に参加した約1700人全体でみると、偽薬と比べて22%の進行抑制がみられた。一方、副作用もあり、ドナネマブを使った人の36.8%で脳内の浮腫や微小出血がみられた。偽薬が使われた人では14.9%だった。
                          朝日新聞
posted by 鏑木歯科 at 11:19| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

男性の育児取得率 初の3割超で❝過去最高❞ 取得時間も「1カ月から3か月未満」が最多 男子学生8割以上が取得希望 厚生労働省の調査

 男性の育児休業の取得率が初めて3割を超えて、調査開始以来過去最高になったことが厚生労働省の調査でわかりました。

 政府は、男性の育児取得率を2025年までに50%、2030年までに85%に引き上げることを目標として掲げています。


 厚労省の去年10月、従業員5人以上の事業所を対象に男性の育休の取得率は30.1%で前の利よりおよそ13ポイント増え、1996年度の調査開始以来、過去最高となったことがわかりました。

 その結果、2021年10月からの1年間に妻が出産をした男性の育休の取得率は30.1%で、前の利よりおよそ13ポイント増え、1996年度の調査開始以来、過去最高となったことがわかりました。

 
 また、男性の育休の取得期間は前回の調査と比べ、2週間以上取得する人が増え、「1カ月から3か月未満」が28%と最も多くなっています。

 厚労省は男性の育休の取得率が伸びた理由について、「おととし4月から育休制度の周知多取得の意向を確認することなどが企業の義務となった影響が考えられる」とした上で、まだ政府の目標とは開きがあるとして、「男女とも仕事と子育てが両立できるように環境整備を進めたい」としています。

 また、高校生や大学生などおよそ3000人の男子学生を対象とした調査では、8割以上の男子学生が「育休を取得したい」と回答、そのうち3割ほどが育休期間を半年以上取得することを希望しています。
                             TBS NEWS DIG
posted by 鏑木歯科 at 07:47| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする