2024年10月25日

温室ガス排出量が過去最多 今世紀気温3.1度上昇も

 国連環境計画(UNEP)は24日、2023年の世界の温室ガス排出量は前年から1.3%増加して571億トンとなり、過去最多だったとする報告書を法評した。国際枠組み「パリ協定」は気温上昇を産業革命(18〜19世紀)前から1.5度以内に抑えることを目指すが、各国が対策を強化しなければ世界の平均気温の上昇幅は今世紀中に最大3.1度になると指摘した。

   温室ガス排出量.png

 報告書によると、世界の総排出量は1990年以降、増加傾向に歯止めがかかっていない。世界の平均気温はすでに1.1度上昇しており、今夏(6〜8月)の日本の平均気温は統計開始以降で最高だった昨年に並び、2年連続で最も暑い夏となった。

 UNEPは「今すぐ対策を強化し、1.5度目標の実現に全力を尽くすべきだ」と強調した。国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が11月にアゼルバイジャンで予定されており、各国が危機感を共有して対策を打ち出せるかどうかが焦点となる。
                     共同通信
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コロナ死者、年間3万2千人 5類移行後、インフルの15倍

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月〜24年4月の1年間で、死者数が3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かった。
 季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている。

 零年冬にかけて感染者が増える傾向にある。東北大の押谷仁教授(感染症疫学)は「高齢化社会の日本で被害を減らすために何ができるかを一人ひとりが考えないといけない」と訴えている。

 人口動態統計のうち、確定数(23年5〜12月)と、確定前の概数(24年1〜4月)にけいじょいうされた新型コロナの死者数を集計。その結果、3万2576人。新型コロナは、ウイルスが次々と変異して高い感染力を持つ上、病原性はあまり低下せず、基礎疾患のある高齢者が感染して亡くなっているとみられる。
                      共同通信
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