2024年11月08日

厚生年金、年収問わずパート加入 「106万円の壁」撤廃へ、負担増も

 厚生労働省は、会社員に扶養されるパートら短時間労働者が厚生年金に加入する年収要件(106万円以上)を撤廃する方向で最終調整に入った。勤務先の従業員数を51人以上とする企業規模の要件もなくす。週の労働時間が20時間以上あれば、年収を問わず加入することになる。老後の給付を手厚くする狙いだが、保険料負担が生じる。厚生年金の年収要件は「106万円の壁」と呼ばれ、保険料負担を避けるため働く時間を制御する要因ともされてきた。関係者が7日明らかにした。

  106万円の壁.png

 一方、政府、与党は国民民主党の主張を踏まえ、年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」を見直し、非課税枠の引き上げを検討中。これに対し、厚生年金の年収要件をなくせば、手取り収入が減ることになり、曲折も予想される。

 最低賃金の引き上げに伴い、週20時間以上の労働時間があれば年収106万円を上回る地域が増えており、労働省は実態に合わせて撤廃すべきだと判断した。来年の通常国会に関連法案提出を目指す。要件の見直し全体で新たに200万人が加入する見通し。
                          共同通信
posted by 鏑木歯科 at 09:19| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「あいうべ体操」で唇を強化 子供の「お口ぽかん」 (朝日大学 齋藤一誠教授)

 最近、口をぽかんと開けている子供を見かけることが少なくない。口腔内環境や歯並び、かみ合わせなどに悪影響が起こりえる「お口ぽかん」に詳しい、朝日大学歯学部小児科学の齋藤一誠教授に聞いた。

♢口腔機能発達不全のサイン
 お口ぽかんは、唇がほぼ常に開いている状態を指し、専門的には「口唇閉鎖不全」と呼ぶ。齋藤教授らが3〜12歳の神殿に行った全国的な調査では、31%でお口ぽかんが認められた。18〜27歳の若者を対象とした調査でも29%で認められたことから、「自然によくなることはなく、大人になっても続く可能性が高いようです」と見る。

 どのような問題が懸念されるのか。「食事の時も唇が開きがちになるため、くちゃくちゃと音を立てて食べることがあります。そういうマナーや見た目の問題だけでなく、異常な飲み込み癖、虫歯、歯肉炎、歯並び、かみ合わせが悪くなるなど、口腔機能に様々な悪影響をもたらす可能性があります。アレルギー性鼻炎、睡眠障害、集中力低下などとの関連も言われています」。食べる、話すなどの機能が十分発達していない「口腔機能発達不全症」の症状の一つともされる。

♢口元が引き締まる
 「子供のお口ぽかんに気づいたら、小児歯科医に早めに相談してほしい」。日強いうな場合は、口の周りの筋肉を鍛える器具を使ったトレーニングが提案されることもある。

 日常的に行う体操としては、唇を「あ」「い」「う」と発生する形に順番に動かし、最後に舌を「べ」と前へ突き出す運動を1セットする「あいうべ体操」(今井一彰みらいクリニック院長考案)を勧める。
                              時事メディカル
posted by 鏑木歯科 at 08:30| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

❝お口ぽかん❞に潜むリスク・・・歯並び悪く・虫歯や歯周病・風邪ひきやすくなる 3人に1人が口唇閉鎖不全症

 何かに集中すると、つい口が「ぽかん」と開いてしまう光景。かわいらしいんですが、実はこの「お口ぽかん」が危険だということを知っていますか?

 乾燥するこれからの季節は、特に要注意。
 しかも、お子さんも大人にも、リスクが3つあるんです。

 取材したのは、健康のためにスポーツと噛むことの大切さを学ぶイベント。
 やわらかい食べ物が増えたこともあり、お口がぽかんとしないために、どうすればいいのかレクチャーされました。

 子供たち名真剣に話を聞いていましたが、徐々に口が開き気味に・・・。
 これが、お口ぽかんの状態。
 気づいて閉じる子どももいました。

 このお口ぽかんには、実は3つの危険が潜んでいるそうです。

 つむぎ歯科クリニックの桐生賢太院長は、「お口ぽかんは、最初に歯並びが悪くなるリスク。そして、口呼吸をすることによって虫歯や歯周病が増悪するリスク。それと、口呼吸によってウイルスや細菌などが入りやすくなり、風邪などにかかりやすくするリスクというのがあります」と指摘します。

 まずは歯並びです。

 お口ぽかん状態だと、歯を外側から内側に押さえる力がなくなるため、前歯が出やすくなるといいます。

 2つ目は虫歯リスク。

 口の中は、唾液でぬれていることで虫歯から守られています。
 口が開入れ乾燥すると細菌が増殖しやすくなるのです。

 そして3つ目、今の季節に心配なのが風邪などウイルスへの感染です。
 
 口から直接細菌が入ることで、感染へのリスクが高まります。

 この❝お口ぽかん❞は『口唇閉鎖不全症』というもので、朝日大学の齋藤一誠教授らの研究によると、子供の約3人に1人にこの症状がみられるといいます。

 つむぎ歯科クリニック・片桐賢太院長:
 日常生活で、お子さんがテレビを見ているとき、You Tubeを見ているときなどにお口が開いていないかを一つ、注意してもらえればと。

 実は、大人にも注意が必要なんです。 例えばご飯を食べるときにくちゃくちゃ音が出る、食べこぼす、またはいびきをかく、こういったサインがあると、口の筋肉が弱っている可能性があるといい、結果、口が開いて虫歯や感染症のリスクにもなるということです。

 お子さんにオススメな方法が、「吹き戻し」というおもちゃです。
 お口の周りの筋肉のトレーニングになるそうですが、もう一つ方法としては、例えばストローで息を吐きだして水をブクブクさせること。

 お母さんに怒られるかもしれませんが、予防には効果的だということです。
                                   FNNプライムラインオン
posted by 鏑木歯科 at 07:58| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする