旧日本軍が多数の中国人を殺害したとされる「南京事件」から13日で87年となります。
日本政府は反日感情の高まりを警戒しています。
【冨坂範明記者報告】
今年は中国で、日本人学校の児童が襲われる事件が相次ぎ、「南京事件の日」に関しても、ある保護者は「例年と雰囲気が全く違う」と話すなど、緊張感が高まっています。
中国政府が主催する南京市の追悼式典は、日本時間午前11時に始まり、共産党幹部が過去の歴史を振り返りながら、二中関係の重要性にも触れています。
中国の日本人学校は、事件が起きた深圳など7校が休校し、残り5校はオンラインに切り替えるなど、児童の投稿を避ける措置をとっています。
中国のSNSなどでも関連する内容は多く取り上げられていて、反日感情が高まりやすい日として、大使館などは注意を呼び掛けています。
テレビ朝日報道局