また、台湾総統府のホームページは、2日夕にサイバー攻撃を受け、閲覧できない状況が20分間続いた。この日の攻撃回数は平時の200倍に達したという。
習国家主席としては、先月末のバイデン米大統領との電話会談の直後にペロシ氏が台湾に乗り込んだ形となり、メンツを潰された形となった。強硬な姿勢を打ち出す必要に迫られている。
米政府は、中国が今後、台湾海峡などでのミサイル発射や台湾の防空識別圏(ADIZ)への軍用機の大規模な侵入、経済・外交措置などで台湾への圧力を強めると予測する。台湾軍は2日、台東の空軍基地に戦闘機8機を増派するなど警戒態勢を強化している。
一方、習氏は異例の3期目入りを目指す共産党大会を控えている。河北省の避暑地・北載河では意見調整に臨む党の現役指導者や長老らが現地入りしているとの情報がある。中国政府関係者によると、習氏は軍事的な威嚇行動は強めながら、米中両軍が衝突しかねない措置は回避する方向という。
「台湾が危険なのはペロシ氏が去ってから」との指摘もある。中国当局が通告した台湾周辺での実弾射撃訓練は、4日から始まる。
読売新聞
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