2022年09月03日

村上、好機で真骨頂 成長重ね、最年少で大台ープロ野球・ヤクルト

 ヤクルトの村上が、三回1死一,三塁の先制機で右翼席へアーチをかけ、22歳の史上最年少で50号の大台に到達した。日本選手では2002年に松井秀喜(巨人)が達成して以来、実に20年ぶりの快挙。松井の巨人時代と同じ55番を背負い、「この番号をもらった時から目標にしていた。すごく誇りに思う」。そう言うと笑みがこぼれた。

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 2ボール1ストライクからの4球目。大野雄の浮いた変化球を逃さなかった。強振して捕らえた打球は大きな放物線を描いてスタンド中段へ。「チャンスだったので犠牲フライでも、という気持ちで打席に入った。いい角度で上がってくれた」。本塁打を確信すると、いつものように右拳を握った。

 シーズン50本以上を達成したのは、過去に王貞治(巨人)やバース(阪神)、バレンティン(ヤクルト)ら9人だけ。本塁打王でも40本を下回ることも珍しくなく、村上も昨年は39本で初めてのタイトル獲得となった。

 今季は疲労が蓄積する夏場から、驚異的なペースでアーチを量産。8月は2日に史上初の5打席連続本塁打を達成するなど、月間12本を放って不調だったチームを懸命に引っ張った。

 若き大砲は「僕の本当の目標は一日一日生ty等すること。残り何年野球ができるかわからないけど、その目標だけは崩さずにやりたい」と話す。技術、体力、精神力。すべてにおいて成長過程。記録尽くしのシーズンは、最後まで目を離せない。
                             時事通信社
posted by 鏑木歯科 at 07:51| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする