基本方針の決定により、来年度にもルートやインターチェンジ(IC)の位置などを検討する「計画段階評価」が始まる見込みとなった。首都圏の新たな環状幹線道路となる新道路は、実現に向けて前進した。
2020年10月に設置された検討会は今回が4回目で、オンラインで行われた。今回の基本方針では、「国、県、沿線自治体が連携し、地元への丁寧な説明を行うなど、地域とのコミュニケーションをとりながら概略計画の検討(計画段階評価)を進める」と、今後の方針が示された。
8月23日の3回目の検討会では、起点を野田氏の県道3号以北とし、習店を印西市の国道464号付近とすることや多車線自動車専用道路とすること、さいたま市など埼玉県の各郡市を結ぶ広域幹線道路としての機能を持たせることなどの基本方針の骨子がまとまった。
国交省千葉国道事務所によると、計画段階評価では、国や県が沿線自治体や有識者の意見を聞きながら最適なルートを選び、IC位置や道路の構造を検討する。検討は来年度にも始まる見込みで、その後、環境影響評価や都市計画決定を経て、事業化へ進む。
建設促進期成同盟会会長の太田和美柏市長は22日の記者会見で、「次のステップに入り、具体的なルートの検討が始まる。道路の必要性を訴えて、早期実現の機運を醸成していく」と話した。
読売新聞 東葛版
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