京都大学・原田浩二准教授:「これ名非常にPFAS濃度が高い状況にあると考えています」
PFASは高濃度だと人体に有害な可能性があるとされています。
東京都では、多摩地域の浄水所の水源となっていた一部の井戸からPFASが検出され、井戸の使用を止めるなどの対策が取られています。
去年11月と12月に市民団体「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」が東京・国分寺市を中心に+とした女性53人、男性24人の住民合わせて87人に血液検査を行いました。
その結果、PFASの一種「PFOS」の87人の平均値は1ミリリットル当たり14.6ナノグラムで、環境省が2021年に全国3か所で調査した際の平均(3.9ナノグラム)の約3.7倍でした。
今回の調査での最大値は35.8ナノグラムでした。
また、PFASの一種「PFOA」では、2021年調査の約2.7倍の平均5.9ナノグラムでした。
この結果について、環境省の専門家会議の委員も務める京都大学の原田淳教授は今回、わかった濃度で住民に急性の健康影響が出る可能性はほぼないとする一方、「まだまだ見えていないFAS汚染をちゃんと捉えていく必要があるんだと再認識したとしました」としました。
市民団体では、今年3月末までに多摩地域の住民計600人の血液検査をするとしていて、今後は医療関係者を入れた専門家グループを立ち上げ、高い数値が検出された人に何ができるかも検討したいとしています。
テレビ朝日
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