警察用によると、震災による直接の死者は全国で1万5900人。行方不明者は2523人(1日現在)。復興庁によると、関連死は3789人(昨年度末現在)。避難者はピーク時の約47万人から減ったが、今も約3万1000人にのぼり、福島県からが9割を占める。
2021年度から国の予算が大幅に減り、23年度の復興庁の当初の予算案は5523億円。復興が本格化した13年度の2割に満たない。中間貯蔵施設の整備費や気管支炎など原発事故関連が9割を占め、残りは心のケアた災害公営住宅の家賃支援などに充てられる。
福島県では、11市町村の避難指示区域から8万人以上非難したが、解除後の居住人口は約1万6000人にとどまる。放射線りょいが高くて済めない地域が7市町村に残り、昨年6月以降、地域を限定して避難指示が順次解除された、ただ、実際に帰還したのは約100人、住民登録の約1%にとどまる。
今月31日には浪江町で、その後も富岡町、飯館村の一部で避難指示の解除が続く予定た。政府は2月、現行の避難指示解除地域以外でも希望者が帰還できるよう、除染を進めることを決めた。
春から夏ごろには国と東電が、福島第一原発の処理水の海洋放出を始める方針だが、風評被害が懸念されている。
来年2月には東北電力が女川原発(宮城県女川町、石巻市)の再稼働を目指す。再稼働すれば、被災地も含め東日本の原発としては震災後、初となりそうだ。岸田政権は今年に入り、原発の新規建設や60年を超えた運転を可能とする方針を打ち出し、震災後に見直した政策を大きく転換した。
岸田首相は11日、福島県がしゅさうする追悼式典に参加する。
朝日新聞
【関連する記事】
- 認知症疑い、6割が免許断念 75歳以上、自主返納が最多
- 窓口業務や飲食の場で活用も パーテーション巡り見解 コロナ対策で厚労省助言組織
- 学校マスク、原則不要を通知 4月から、通学電車は着用推奨
- 侍ジャパン 準決勝・決勝の地、米マイアミに向け出発 羽田から15時間のフライト
- 東京の桜が開花 最も早い記録に並ぶ ソメイヨシノでは今年全国で最も早い開花
- きょう(13日)からマスク着用ルール緩和 屋外・屋内ともに個人の判断で
- 被災地の人口急減、悪循環・復興の足かせに・・・「3・11」から12年
- 「ニッポンダイスキ、ミンナアリガトー!」ヌートバーが初ヒーローインタビューで絶叫..
- ディズニー「マスク着用は原則、来園者個人の判断に」 今月13日以降の対応を発表
- ワクチン、高齢者は5月8日から 12歳以上は一時終了 新型コロナ・厚労省