2023年07月28日

高浜原発1号機が12年ぶりに再稼働 国内最古 規制が不十分との指摘の火災対策工事が完了

 福井県にある関西電力高浜原発1号機が28日、再稼働しました。
 高浜1号機は国内の原発で最も古く、最初に60年を超えて運転する可能性があります。

 1974年11月に運転を開始し、国内の原発で最も古い高浜原発1号機は、2011年に定期点検のため停止していたところ、東日本大震災が起き、それ以降、運転停止の状態が続いていました。

 2016年に原則40年とされた運転期間の延長が認められ、地元の同意も得られたことから、6月に再稼働する予定でしたが、今年3月、原子力規制委員会から火災への対策が不十分との指摘を受け、追加の幸治が必要になったことから、再稼働の時期を先延ばししていました。

 関西電力によりますと、対策工事が完了し、原子炉に燃料を入れるために必要な検査も終えたということで、28日に原子炉を起動し再稼働しました。

 今年5月、60年を超えた原発の運転を可能にする法律が成立したため、高浜原発1号機は、最初に60年を超えて運転する可能性があります。また、同じく火災への対策が不十分なため、再稼働を延期していた高浜原発2号機は、9月中旬に原子炉を起動させ、10月中旬に本格的に運転を再開する予定です。
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posted by 鏑木歯科 at 16:56| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする