2024年07月26日

ふるさと納税、初の1兆円越え 利用者、過去最多1千万人規模に

 ふるさと納税制度による寄付総額が2023年度に初めて1兆円を超えたことが25日、分かった。寄付で居住自治体の住民税が軽減される利用者も増加し、過去最多の1千万人規模に達する見通し。返礼品の日恩木充実や、仲介サイトによる得点ポイントが寄付を後押しする形となっている。物価高騰化の節約志向も追い風となった。総務省が来週にも自治体別の寄付額を含めて集計を公表する。

 得点ポイントに関して総務省は「本来の趣旨とずれ、加熱している」と指摘。来年10月からポイントを付与する仲介サイトの利用を自治体に禁じる方針で、寄付の動向に影響する可能性もある。

 返礼品は和牛や海産物、果物などが人気で、自治体も寄付獲得を目指して品目を拡充している。仲介サイトの運営業者によると、物価高が続く中、近年は日用品を選ぶ利用者も増えている。

 ふるさと納税制度が始まった08年度の寄付総額は81億円だったが、寄付上限の引き上げなどで人気が集まり、18年度に5千億を突破。22年度は9654億円だった。
                           共同通信
posted by 鏑木歯科 at 08:16| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする