同センターによると、今年8月、1歳の男の子がチーズを食べてのどに詰まらせ、救急搬送されたが、12日後に亡くなった。チーズは直径2センチの球形で、フィルムに包まれ両端がねじってアルキャンディータイプだったという。
全国の消費者相談を登録するバイオネットには、2014年度以降、先月15日までに、球形のチーズでのどを詰まらせる事故がほかに1歳児と3歳児で各1件あった。医療機関を通じた事故情報を収集する医療機関ネットワークにも今年3月に発生した別の1歳児の事故の情報が寄せられていた。
日本小児科学会によると、球形のチーズのほか、ブドウやミニトマト、ピーナッツなど、丸くてつるっとしている食べ物は窒息を起こしやすい。うまく噛めないうえに口の中で滑りやすく、丸呑みしてしまうこともある。また丸い語りはのどにはまり込んで軌道をふさぎやすく、窒息につながり危険性があるという。福岡県では今年2月、小学1年生がウズラの卵をのどに詰まれせ、亡くなる事故が起きた。
ほかに、粘着性が高く、唾液を吸収してのみずらい食品や、硬くてかみ切りにくい食品にも窒息のリスクがある。
朝日新聞
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