2025年01月20日

❝中国でパンデミック❞ヒトメタニューモウイルスが襲来!「薬不足で死者急増」の危機を医師が指摘

 中国での感染拡大が報じられている「ヒトメタニューモウイルス(HMPV)」。現地の報道によると多くの病院が患者であふれ、廊下にまでベッドを並べるほどの深刻な状況だという。

 春節を前にパンデミック再来を懸念する声も上がっているが、「五良会クリニック高輪白金」理事長の五藤良将医師が最も危惧しているのは「薬不足」だ。

 「このウイルスは、本来であれば適切な治療によって回復が見込まれる感染症です。しかし、昨年から日本では深刻な薬不足が続いており、感染しぃうが広がれば、適切な治療ができないために重症化し、最悪の場合、士を招く可能性もあります。

 ヒトメタニューモウイルスは風邪と似た症状を引き起こす呼吸器ウイルスで、特に1〜3歳の幼児や高齢者では注意が必要です。感染は、関やくしゃみによる飛沫感染とウイルスが付着した手で解約地を触ることによる接触感染で広がります」

 健康な成人であれば軽い風邪程度で回復するが、重症化リスクもある。

 「通常、感染者の症状は発熱、関、鼻水などで、1週間程度で収まります。しかし、重症化した場合には気管支炎や肺炎を引き起こすことがあり、特に免疫力の低い乳幼児や高齢者、基礎疾患がある人で拝日にかかわる場合があります」

 現在、インフルエンザと新型コロナウイルスが猛威を振るっており、医療現場では患者対応がひっ迫している。特に問題となっているのが薬の不足だ。ヒトメタニューモウイルスは市販薬も効果的と見られているが、そもそもその薬の供給が行き届いていない現状がある。

 「インフルの代表的な治療薬、オセルタミビルの出荷停止を触医薬品が発表しました。他の抗ウイルス薬も入荷しにくい状況です。さらに、去痰剤、咳止め、吸入薬などの供給が追い付いていないのが現状です。治療が遅れて肺炎になるケースもあります。今後も薬不足で十分なケアが受けられない患者が増える可能性があります」(五藤医師)

◆抗生物質がない…手が打てず重症化という悲劇

 春節(1月29日)が目前に迫っている。8連休中に延べ90億人が異動するといわれる中、中国人観光客が大挙して日本に押し寄せれば、ヒトメタニューモウイルスが日本で感染爆発するリスクが急に高まる。

 「ヒトメタニューモウイルスは、重症化すると細菌感染を併発し、肺炎を引き起こすリスクが高まります。細菌性肺炎は抗生物質を投与すれば速やかに回復しますが、抗生物質がないために重症化し死に至る…という最悪のケースが多発する可能性があります」(五藤医師)

 観光地や都市部では、多くの人が集まるため、ヒトメタニューモウイルスの感染が加速する可能性がある。すでに医療資源が不足している状況で感染者が急増するとーー医療現場にかなりの負担を強いることになる。

 「適切な治療が行き届かず、重症化や死亡につながるケースが増えないように手を打つべきです。国が主導となり、薬不足を解決すべきだと思いますが、状況は改善していません」(同前)

 薬不足の中、襲来するヒトメタニューモウイルス。早期の受診と感染予防の徹底が、健康を守るカギだ。五藤医師が続ける。

 「感染予防の徹底、マスクの着用、手洗い、アルコールしぃおうどくを日常的に行い、人込みを避けるよう務めてください。体調不良時の早期対応、発熱や咳、息苦しさなどの症状が出た場合、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。特に、基礎疾患を持つ方は症状が軽くても受診を検討してください」

 歴史の居残るパンデミックから4年、これまでの経験を活かし、医療資源の安定供給と国民の安心を確保する政策が急務だ。
                          FRIDAYデジタル
posted by 鏑木歯科 at 16:08| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中国で「第2のコロナ」が大流行・・・日本でも「ウイルス感染爆発」が起こりそうだ!

 「第2のコロナ」?

 5年前の悪夢が再びよみがえるのかーー。中国でヒトメタニューモウイルス(HMPV)感染症が大流行している。中国政府は感染者数を公表していないものの、現地のSNS上では患者であふれかえった病院の動画が公開され、中には処置室に入りきらず待合室で点滴を受けているという。

 さらにアメリカやドイツでも感染者が確認されたことから、「第2の新型コロナウイルス」とみてパンデミックを懸念する声も少なくない。

 HMPVに感染すると、どのような症状を引き起こすのか。医療ガバナンス研究所の上昌広理事長が、その特徴を解説する。

 「HMPVは2001年にオランダで発見されたウイルスで、パラインフルエンザウイルスに構造が非常に近い。感染すると発熱や鼻づまり、関などの症状を引き起こします。受賞化するケースはそう多くないものの、小さな子供や免疫力が低下している高齢者が感染すると、深刻な症状を招くこともある。過去には肺炎を引き起こしたりほかの感染症を併発したりして、死亡した事例もありました」

 旧正月の恐怖

 中国は今月28日から旧正月の8連休を迎え、延べ数十億人が異動するとみられる。昨年2月には約46万人、コロナ構えの2019年2月には約72万人の中国人観光客が日本を訪れていて、今年も数十万人が来日すると予想されるが、野の中には確実に無症状の感染者が紛れているはずだ。

 「HMPVの潜伏期間は2〜3日だとみられています。その期間内ならば、本人も気づかないうちに感染させている可能性もゼロではないでしょう」(上氏)

 記録的な流行となっているインフルエンザと合わせて、油断できない冬になりそうだ。
                                        週刊現代1月25日号より  
posted by 鏑木歯科 at 08:28| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月18日

「年収130万円超えても被扶養」恒久化へ 学生の認定基準150万円に

 厚生労働省は、パート労働者の年収が2年連続で130万円以上になっても、一時的な増収と雇用主が認めれば 扶養にとどまれる暫定措置を恒久化する調整に入った。子の年収が150万円までなら控除対象となる。「特定親族特別控除」の創設に伴い、19〜22歳の学生らを不要と判断する基準は「年収130万円未満」から「同150万円未満」に引き上げる方針だ。

 政府は、一定の年収を超えると社会保険料が生じる「年収の壁」が働き控えを招いているとして、2023年9月に政策パッケージを公表。厚生年金が適用されない事業所で働くパート労働者が年収130万円以上になっても扶養にとどまれる暫定措置を盛り込んでいた。

 今後は恒久化に向けて詳細な制度設計に入る。厚労省は、年収130万円以上になっても扶養にとどまれるのは2年以内とし、いったん年収130万円未満に抑えれば、再度認められるようにすることも視野に検討する。

 厚労省は与野党と調整したうえで、3月初旬に年金制度改革関連法案を閣議決定したい考えだ。
                                                 毎日新聞
posted by 鏑木歯科 at 10:41| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする