2026年03月07日

政府、国家備蓄石油の放出検討 イラン情勢悪化、供給不安長期化

 政府がイラン情勢の悪化を受け、国が備蓄する石油の放出を検討していることが6日、関係者への取材で分かった。石油の国家備蓄を日本単独で放出することも視野に入れている。単独で実施すれば1978年の制度創設後初となる。各国から協調放出の提案があれば協議する。原油輸出の9割を超える中東産の供給不安が長期化する恐れが強まっており、不測の事態に備える。

 石油の備蓄放出は、国際エネルギー機関(IEA)の下で各国が協調するのが通例で、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後に実施した。エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡が事実上閉鎖され、輸送タンカーが渡航不能となる中、民間事業者が持つ在庫の減少を補う狙いがある。

 日本の石油備蓄は消費量ベースで計254日分ある。このうち全国の基地で保有する国家備蓄は146日分だ。国はその一部を対象に情勢を見極め、実施の是非や放出量を慎重に判断する。日本の備蓄はほかに、石油元売りや商社が保有する民間備蓄が101日分、産油国が日本国内で保有する産油国共同備蓄が7日分ある。 
                        共同通信
posted by 鏑木歯科 at 08:50| 鏑木歯科日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする